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(株)大井製作所ニュース 2012年 6月号 Vol.12

山の木の全てを価値に! 木質エネルギー時代への期待

固定価格買取制度7月スタート

〜未利用木材33.6円/kWh〜

電力会社に対し、申し込みがあった再生可能エネルギー発電事業者から、政府が定めた価格で買取を義務付けた制度がスタートします。今年度は、リサイクル木材で税込13.65円、一般木材(加工残材など)で25.20円、林地残材などは33.60円となる見通しです。

 

林地残材には高い価格が示されたものの、路網整備が遅れている現状では搬出費用が6,000〜20,000円/m3と嵩み、燃料調達コストが高いのが現実です。また、大量に安定的に集めることも難しい状況です。しかし、現時点でも可能性がないともいえないようです。

 

例えば、各地に「バイオマス集積・加工利用基地」を整備します。ポイントは?地域毎の集材能力に見合った規模にすること、?熱利用を優先し、見合うなら発電も行うことです。受け入れは、自伐林家からも広く受け入れ、A材(一般製材用)、B材(集成材、合板用)、C材(製紙チップ用)、D材(燃料用)に選別して支払います。燃料にするしかないもの以外は工夫して利用し、燃料とした場合も、熱として最大限使うことが重要です。A重油ボイラーで作った蒸気の価格は、石油価格が高止まりしている現状では、85円/Lとして7000円/t近いものになり、熱には大変価値があります。そこで、集積基地には、B材や小径材の製材加工設備に加え、共同乾燥加工設備を併設させる、あるいは熱需要がある工場の近くに隣接させるなどにより、採算が得られるものになる可能性があり、地域優良材生産の基地とすることも考えられます。

 

熱利用や発電までを一貫して行う施設は国内にはまだ見当たらないようですが、バイオマス集積基地は岡山県真庭市に、全量買取と製材およびチップ化を行う施設として群馬県産材渋川センターがあります。山の木を全て価値に代える時代をめざしませんか。

高品質・低コストな乾燥材生産の現場から

院庄林業株式会社

院庄林業株式会社様(岡山県津山市 武本哲郎社長)では、ヒノキ材の乾燥化に早くから取り組まれ、無背割り乾燥材(商品名 匠乾太郎)生産では、独自の技術を確立され、市場で高く評価されています。品質管理では、乾燥後に養生期間を十分に取ることを徹底し、含水率や強度の測定ばかりでなく、内部割れも抜き取りにより確認されます。さらに、産地、加工日時、品質データなどが管理され、トレーサビリティ体制も確立されています。また、乾燥に用いる熱源は全て木屑ボイラーから供給され、低コスト化も達成されています。

 

乾燥技術では、常にトップであり続けるべく研究にも熱心で、この度、岡山県(森林林業研究センター)さま並びに弊社との共同で、100℃以下の温度で無背割り乾燥材を減圧乾燥により実用機で生産することに成功し、実証データを積み重ねているところです。

消費税増税!?、原木価格の下落?、これからどうする?

消費税増税法案が国会で議論されています。2014年4月に8%、2015年10月には10%まで引き上げられる計画です。2004年に人口のピークを迎えた日本の人口は2015年には1億2543万人、2005年に比べ1.8%の減少になると予測され、「人口減少先進国」と言われています。世帯数に着目してみると、2015年までは増加し、同年に5048万世帯でピークに達し、その後、徐々に減少していくと予測されています。世帯数の減少は、住宅をはじめとした耐久消費財など、世帯単位での消費需要に大きな影響を与えると考えられます。なかでも住宅市場の需要は著しく低下し、市場規模は縮小することが懸念されます。当然ながら、このような状況の中で、消費税増税が行われれば、さらに住宅購入意欲への悪い影響がでてくることが予測されます。消費税増税は避けては通れない道だとしたら、どのように対処していけばいいのでしょうか。

 

1997年に消費税が3%から5%へ引き上げられた際には、1996年に駆け込み需要が起こり、前年比で1割近い増加となりましたが、増税後は減少し、その後大型住宅ローン減税などにより辛うじて横ばいとなりました。

 

さて、最近の住宅着工数を見てみると、4月の新設住宅着工数は前年比10.3%増と大幅に増えました。ただし、これは被災した岩手、宮城、福島県での着工数が大幅に増加したことによっており、全国的には回復の足取りが重い状況のようです。

ミニ講座? 製材機の歴史

鋸の歴史

起源は約6千年前の新石器時代に遡り、青銅製になって現在の原形ができた。その後鉄製を経て、鋼の発達と共に大きく進化した。往復運動により間欠的に鋸断をする竪鋸盤や手挽鋸の類と、連続的に鋸断する丸鋸や帯鋸の類に分類される。余談だが、歯のあさりは紀元前350年頃のギリシャでは既にあった。また我々は手鋸を引いて使うが、欧米では押して挽く。中国では押し、朝鮮半島では引いて挽く。言語の語順の逆転と境界が一致するという。

製材機の歴史

1322年にドイツで竪鋸盤が発明され、16世紀に入ってから欧州各国に普及した。17世紀には鋸枠が下がる際にラチェット送りで送材車が前進する仕組みがあった。1811年にローラーが送材に用いられ、1859年に溝付きカム送材方式に改良され、1862年に竪送りローラーが発明されると、送材速度は著しく進化した。丸鋸は16〜17世紀にオランダで発明されたといわれる。1824年には鋸を上下に配置したダブルアーバーの発明がされている。帯鋸盤は、1808年イギリスのWilliam Newberry が循環帯鋸の特許を得たのが最初と考えられる。しかし当時は鋸材料が悪く、実用化したのは1855年以降。1869年には横型帯鋸盤の特許が、セリー装置は1876年にフランスで発明されている。日本では1866年頃に、幕府がフランスの援助で建設した横須賀造船所(後の海軍工廠)に帯鋸盤が収められた。その後我が国で、帯鋸は特に薄鋸の点では大きな進歩を遂げることになる。民間では1875年に天竜川の河口(浜松市掛塚)に竪鋸盤1台、丸鋸盤2台を蒸気で動かす工場ができ、これを見て同年天竜龍山村に丸鋸盤を水車動力で動かす工場ができたとした記録がある。

ミニ講座? 帯鋸の概要

【帯鋸の形態:】

帯鋼の一縁または両縁に鋸歯をつけてエンドレスに接合したもので、2つの鋸車(のこしゃ)にかけて回転させひき材を行う。大径材のひき材が可能で、鋸身が薄く歩止りが良い。

【鋸歯の形態】

先端Aを歯端(したん)、歯端を結んだAAAを歯端線、すくい面を歯喉(しこう)、逃げ面を歯背(しせい)、底部を歯底(してい)、これらと挽き道で囲まれた空間を歯室(ししつ)と呼ぶ。歯室が大きい程鋸屑の排出効果が大きくなる。ピッチを大きくすれば歯室が大きくなるが、歯への負担が大きくなる。一般に、鋸厚0.9〜1.25?で25〜38?、軟材ではそれより大きく、硬材では小さくする。歯高は、鋸厚0.9〜1.25?で、軟材でピッチの2/5〜1/2程度、硬材で1/3〜2/5程度である。すくい角α、歯先角β、逃げ角γは用途に合わせ選択する。

 

挽き材中の摩擦で鋸身が発熱するのを抑えるために、歯先を広げたばちあさりと、交互に左右に曲げる振分けあさりとがある。あさり幅は鋸厚の1.5〜2.2倍程度で、硬材では小さくする。

中古機情報

【販売いたします!】
  1.  
    OSG型 1100mm帯鋸盤×3台 整備品
  2. OSS型 1100mm帯鋸盤 整備品
  3. OS型  950mm帯鋸盤 整備品
  4. CF-A型 キャタピラーフィード装置  整備品
  5. OSH型 1200mm横型帯鋸盤 整備品
  6. MRS-40型 ツインオートリッパー(横山鐵工) 現状渡し
【探しています!】
  • OS型 1200mm帯鋸盤
  • OS型 900mm車上操作式送材車
  • CD型 900mm床上操作式送材車
  • OSR型 送材車式ツイン丸鋸盤
  • TKV型 ツインオートテーブル

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